中小企業診断士の資格試験の難易度・合格率 〜資格取得を目指すために〜

中小企業診断士の資格試験の難易度・合格率 〜資格取得を目指すために〜

経営コンサルタントの仕事を目指す、独立、キャリアアップを意識した人にニーズがあります。

 

会社の経営に関する知識を身に着けることができます。「日本版MBA」とも呼ばれています。

 

やはり、国家資格であるため、試験の合格はそう簡単な道のりではありません。ですが、努力次第といえるでしょう。

 

中小企業診断士の資格の合格率 試験は2段階

中小企業診断士になるためには、試験をクリアしなければなりませんが、その試験には1次試験と2次試験の2段階があります。1次試験をクリアしないことには2次試験に向かうことができません。

 

どちらの試験も、合格率に関しては、およそ20%と、決して高くない確率が出ています。国家資格的にみると低くはありません。

 

まず、1次試験についてですが、過去数年の合格率をみてみましょう。

 

  • 平成26年度・・・23.2%
  • 平成27年度・・・26.0%
  • 平成28年度・・・17.7%
  • 平成29年度・・・21.7%
  • 平成30年度・・・23.5%

 

となっています。平成27年度が著しく合格率が低くなっていますが、およそ20%といえますね。

 

この1次試験を突破した人のみが2次試験にいどめます

 

2次試験の合格率は、下記のようになっています。

  • 平成26年度・・・24.3%
  • 平成27年度・・・19.1%
  • 平成28年度・・・19.2%
  • 平成29年度・・・19.4%
  • 平成30年度・・・18.8%

 

1次試験と比較してみると、2次試験の合格率は低いといえます。大差はありませんが、難易度は高いといえます。

 

ちなみに1次試験にクリアし、2次試験に落ちてしまった場合、再受験においては1次試験は免除されるシステムがあります。ただし、2度目も2次試験に落ちると、次からは1次試験からのやり直しが必要となります。

 

中小企業診断士を受験する人の特徴

中小企業診断士は、とくに40〜50代の会社勤めの方、社長をつとめている方にニーズがあります。スキルアップやキャリアアップ、自身の会社経営のために取得されるようです。

 

また、「税理士、会計士」といった他の資格取得者の方が、ダブルライセンスなどとして、取り入れることもあるようです。

 

近年では大学生の就活のためのスキルとしても注目されています。中小企業診断士の資格をとることで、キャリアアップになるほか、独立も目指せるといったメリットがあります。

 

このため、注目を集めニーズの高い資格ですが、国家資格であり、そう簡単な道のりではありません。しかし、それにクリアすることにより、今後の生活に大きな影響は出るでしょう。

 

中小企業診断士の資格は1次試験2次試験とあり、どちらも突破すると試験合格になりますが、その後、実務補習を受ける必要があります。この補習を完了して、はじめて中小企業診断士としての登録が可能になります。

 

コミュニティ的にも、協会に登録しておくと、ビジネスのパイプがつながっています。

 

中小企業診断士の合格基準

中小企業診断士になるためには、試験を合格する必要があり、その試験には1次試験と2次試験があります。それぞれに合格基準があります。

 

1次試験の場合、「経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理、経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策」以上の7科目の筆記試験があります。

 

8月の中旬ごろに試験が行われ、2日間に分けられます。1日目には「経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理」、2日目に「経営法務、経営情報システム、中小企業経営・中小企業政策」を行います。

 

いずれもマークシート方式の試験になっています。合格基準ですが、60%以上で合格となります。1科目ずつの計算です。

 

つまり、1科目でも40%未満になると不合格とされますので、いずれかに特化せず、バランスのいい学習が求められます。総合的に60%以上にあたる知識を身に着けることで合格が目指せます。

 

なお、試験経験者による苦手科目では、「財務・合計」が上位に入っていますので、注意するといいでしょう。こちらの科目は簿記2級レベルの試験であるため、資格持ちの方には難しくないでしょう。

 

続いて、2次試験ですが、総合点数が60%以上が合格基準にあたります。筆記試験では文章での記入が必要になり、40%未満の科目がひとつでもあった場合には不合格とされるので気を付けてください。

 

口述試験は60%以上が合格とされており、一般的にほぼ100%ほどの合格率になっていますので、筆記試験対策に注意すべきでしょう。

 

なお、合格判定にはA〜D段階があります。A:60%以上、B:50%〜60%未満、C:40〜50%未満、D40%未満という判定基準になっています。

 

中小企業診断士の試験合格を目指す学習方法

まず、第一におさえておきたいポイントは、中小企業診断士の試験は1次試験と2次試験の2段階があることです。弁護士や税理士といった他の資格保持者の場合、1次試験が免除されることがありますので、ご確認ください。

 

中小企業診断士の試験合格を目指すためには、学習方法に工夫が必要になってきます。試験が2段階にわかれているので、それぞれの対策が必須です。

 

1次試験の場合は「科目合格制度」が導入されています。この制度は、3年以内に7科目に合格すると試験取得につながるシステムです。

 

過去2年間に合格した科目は免除されますので、もしも落ちたとしても、次の糧になります。数年かけて資格取得を目指すのであれば、得意な科目からどんどんと合格を目指していき、3年以内におさめるといいでしょう。

 

集中的に少ない科目の学習をする分、効率的な学び方になります。

 

次に2次試験ですが、1次試験に合格することで受験資格が獲得されます。2次試験の場合、模範解答が公開されていません。ここがポイントといえます。

 

文章回答になるのですが、成績の良い人が合格できる相対性評価ともされていますので、注意しましょう。

 

ちなみに、2次試験に落ちたとしても、再受験では1次試験が免除される救済システムがありますのでご安心ください。2度目に合格できれば問題ないでしょう。ただし、再受験で不合格とされた場合、次はまた1次試験からのやり直しとなります。

 

中小企業診断士の試験をクリアするために必要な学習時間とは

「どのくらい勉強したら試験に合格できるのか?」

 

中小企業診断士の資格試験を受けるにあたり、まず疑問に思うことがこれでしょう。

 

学習時間についてですが、必要時間はさすがに能力に応じるともいえます。個人差があります。1年目で合格できる人もいますが、一方で、10年かけて取得される方もいます。

 

また、中小企業診断士の特質を理解しなければなりません。資格取得後、すぐに資格がいかせるのでなく、実務補習があります。

 

そして社会経験をつむ必要があります。現在の会社でキャリアアップすることもありますが、独立を目指すとなると、それなりの覚悟が必要になってくるでしょう。

 

短期間で資格を取得したとしても、知識レベルでは長期間かけて資格取得した人の方が優れていることもあります。資格ひとつでうんぬんというより、自身に身に着いた知識が、今後の生活にかかわってきます。

 

中小企業診断士の資格を取得するメリット・デメリット

資格を取得できるとしたら、デメリットはないといえるでしょう。中小企業診断士の場合、さまざまなメリットがあります。

 

まずひとつは、国家資格取得者になれることです。中小企業診断士は国家資格のひとつです。そのため難易度は高めですが、資格取得にはメリットが大きくなります

 

そして資格取得後、ビジネス面でスキルアップができます。経営などに関する知識が身についているため、現在の会社でのキャリアアップはもちろんのこと、独立も目指すことができます。

 

このことから、収入アップにもつながります。キャリアアップによって出世コースに入り、会社員として収入アップすることもありますし、独立すると、自身の経営力にかかわりますが収入を大幅に増やすことも不可能ではありません。

 

一般的に、中小企業診断士の収入は年収で700〜800万円ほどが相場です。

 

中小企業診断士になると、さまざまな企業を相手にするため、人脈も増やすことができます。個人の人脈もふえて、それが収入にもつながりますが、それ以上に人徳として幅を広めることができるでしょう。